月別アーカイブ: 2014年5月

骨盤ダイエットの骨(コツ)

タイトルを読まれただけで、「あぁ、そういう事ね。」

となんと無くピンと来られた方も多いと思いますが、

そんなに大きく外れてはいないと思います。

 
そうです。自分で自分の骨盤を意識して「触る」ことなんです。
骨盤ダイエットで、骨盤を締める、閉じる、歪みを矯正すると良い。

と知ってはいても、はてさて、自分の骨盤がどんなカタチをしていて

どれ位の大きさでどの辺にありますか?

と聞かれて正確に答えられる方は、少ないと思います。

 
患者さんに「ご自分の股関節が何処にあるか、触って下さい。」と言って

「はい、ここです。」と指し示す事が出来た方は、未だゼロです。

考えているよりも結構、内側にあります。

 

 

そんな場合、治療所にある骨格模型を見せて、実際に触って貰って

「今、貴方の骨盤はこんな風になっています。」

「関節は、こんな具合に曲がります。」と説明して、「体感」して貰います。

 
その時に大事なのが、見るだけで無く触ること。

そしてその上で自分自身のものと照らし合わせて、

実際に服の上からでも触れて確認する事。です。

 
これは、どういう事かと言うと、「潜在意識に働きかける」行為そのものなのです。
「潜在意識にアプローチする」方法として「無意識を意識に上げる。」事。
そして、もう一つ。
「五感をフルに働かせる。五感を同時に2つ以上働かせる。」です。

 
見て、触る。(視覚と触覚)
実物を見て、触ってるとほとんどの方がこう感じます。
「骨盤って、以外に小さいんだね。」

これを頭の中で思うだけで無くて、実際に口に出して言って貰います。

そしてそれを自分の耳で聴きます。(聴覚)
この感覚がダイエットへと繋がるのです。
さすがに骨盤を味わったり、匂いを嗅いだりは出来ないですが…。

 
なんと無く感じは、掴めました?
「潜在意識に働きかけて」その上で実際に、食事なり、体操なりを行う。
これが、骨盤ダイエットの骨(コツ)です。
これは、治療にも応用出来ます。

 
潜在意識にアプローチする方法については、

また折りに触れて書いて行きたいと思います。

 
※当院では、美容やダイエットを目的とした骨盤矯正は行っておりません。

あくまでも、痛みや機能障害の緩解、体質改善に付随した結果であって、

特別なメニューとしては存在しません。

悪しからず、ご了承下さい。

究極の骨盤ダイエット?

最近では老若男女に係らず、

健康や美容に対する関心度は高まる一方です。

TVや、雑誌、インターネットなど。情報が溢れています。
その中でダイエットは、アンチエイジングと並んで

世の女性陣の最大の関心事と言えます。

 
一口でダイエットと言っても、様々な方法が喧伝されています。
食事法から、運動法、はたまたダイエットを謳った治療法まで。

 
そういった中の一つとして、「骨盤ダイエット」と言うものが有ります。
ベルトみたいな物で、骨盤を締めたり、

開いた骨盤を閉じる体操や、歪んだ骨盤の矯正やら。
何れも、骨盤を正しい位置に戻すとダイエットに繋がる。

と言われています。

 
骨盤をリセットする事で、仙骨や背骨も整い、

ひいては自律神経に影響を与えて血流が良くなる。

また、骨盤内、腹腔内の臓器の働きが良くなり、代謝が高まる。

などの効果が期待出来ます。

まぁ、便秘が改善為れるだけでも随分違うはずです。

 
ただ、ダイエット目的のみの無闇な骨盤矯正は、

骨盤腔内の臓器の血流からホルモンバランスに

少なからず影響を及ぼす可能性も?

否定は出来ないのでは無いかと考えられます。

 
では、今チャレンジしている骨盤ダイエットを安全で簡単に、

そしてより効果的に行う方法とは?
それは、「無意識を意識に上げる。」です。

 
具体的なやり方は次回に。

ストレッチのコツ(骨)

プロ野球も、交流戦が始まりました。

今年は、鯉のぼりの時期が過ぎても、

好調さを維持していた広島カープですが、

ちょっとおかしく?なって来ています。

(我がタイガースは、戦前の予想に比べれば、まあまあなんですが。)

 
好調なチームに取って1番怖いのが、主力選手の故障です。
怪我の予防の為にも、運動前後のストレッチは欠かせません。
では、有効なストレッチの方法とは?

 
ストレッチは、何の為に行うのでしょうか?

もちろん、硬く縮んでしまった筋肉の緊張を取り、緩める為です。

ですから、ストレッチをする際には、その伸ばすべき筋肉を意識して最も効果のある姿勢で、

反動を使わずに静かに呼吸を保ちながら行うのが良い。とされています。
ここまでは、どなたでもご存知のことと思います。
これにもう一つプラスすると、パフォーマンスが格段にアップします。

 
その方法は、骨(ほね)を意識することです。

正確には、関節を明確にイメージする…。です。
全ての筋肉は、最低一つ以上の関節をまたいで付いています。
ですから、筋肉を動かすという事は、関節を動かす。

という事に他ありません。逆もまた同じです。
筋肉を収縮、弛緩させる際に関節を意識することは、理にかなっています。

 
実際に動かす関節だけで無く、

全身の一つ一つの関節を意識するとより有効です。

 
どういう事かと言うと、例えば、前屈して床に手を着こうとする時に、

太ももの後ろ側の筋肉をストレッチする訳ですが、

その際、骨盤から、大腿骨、下腿骨などの関節を意識するだけで無く、

足の指先から始まってずっと背骨から、肩甲骨、鎖骨、上肢の骨、頭蓋骨までをイメージする.

 

 

しかも、解剖の本か骨格模型を思い浮かべるくらい有りありとしたイメージで。
そんな面倒くさいこと、無理。    何て思わずに。

慣れれば、「一瞬」で出来ます。
良かったら試してみて下さい。
確実に良く曲がります。

 
この方法を「無意識を意識に上げる。」と呼び

、潜在意識にアプローチをしている訳です。
普段、無意識下にある骨や、関節の動き。

といったものを、明確に意識に上げる。
そのことによってパフォーマンスを向上為せている訳です。

 
「無意識を意識に上げる。」
これは、治療にも応用することが出来ます。
以上、「ストレッチの骨(コツ)」でした。

木の芽時か、五月病か?

このところ、以前ブログに掲載した「木の芽時」に関する文章
(3〜4題)と、「五月病」について少しだけ触れた回を検索される方が、

特に目立って多くなっています。
それだけ多くの若者(違うのかな?)が、悩んでいるのか、興味が有るのか。

どちらにせよちょっと意外な事でした。

 
五月病=ホームシック。五月病は繰り返すのか?
色々なキーワードが有りました。
「五月病の正体?」では、簡単に触れただけでしたので、

少しだけ補足させて頂きたいと思います。

 
木の芽時は、季節の変化による心身の変調。

五月病は、環境の変化による心身の変調。
どちらも、外部の変化が原因で起るのは確かですが、

最大の問題は、その変化に対応しきれずにいる自分自身の内面に有ります。

 
職場環境や、学校生活。

どんな環境に於いても1番大切なのは、その中での人間関係です。
どんな劣悪な環境でも、自分を理解してくれる同僚、友人、上司、先生が

一人でも居れば頑張れます。

逆に、どんなに楽な環境でも、嫌な人が居たり、

心を許す仲間が居なかったりしたら、楽しくありません。

 
その1番大切な人間関係。
1番最初に結んだのが「親子関係」です。

 
ブログタイトル「そのセルフイメージは、何処から?」や

「ネーミングとレッテル貼り」でも書きましたが、

私たちは物心ついてからずっと様々な情報に晒されています。

その最たるものが、両親からの情報です。
(特に、若い方に取っては。)

 
つまり、今現在の自分の人間関係における問題のひな型は、

親子関係から由来している場合が多いと言えます。
どうして、上手く場に溶け込め無いのだろう。

自分ってコミュニケーションを取るのが、下手だなぁ。
何て感じている自分が居るのなら、
自分と両親との関係、或いは両親の社会との関わり具合を一度、

ジックリと思い出して見て下さい。
モデルケースとなっているものが、何か思い当たるはずです。

 
でも、親元に在る時にはそれに気づきません。親自身も同じことです。
親元を離れて、始めて分かるのです。いろんなケースが在るんだなぁと。

いろんな人がいて、いろんな育ち方があるんだなぁと。

 
そして、戸惑います。自分の中の確信が揺らぎ始めます。

大丈夫か?私は…と。
そして、今まで慣れ親しんだパターンが恋しくなって来ます…。

 
ここまで書いてきましたが、興味のある方は、

上記2題のブログタイトル分と「自由自在という事」「ありのままで生きる。」

そして「雲の上の人になる。」も目を通して頂ければ有難いです。

 
「五月病の正体?」からの続きで、

私の子供も含めて若い方に届けることを念頭にしたためたつもりです。
何か一つでも心の「足し」になるものがあれば、幸いです。

五月の熱中症

ここ最近、気温が25°cを超えるいわゆる夏日が増えて来ました。

それに伴って熱中症で搬送される高齢者の方が

少しずつ目立ち始めています。

ニュースでも取り上げられていますが、

5月でも熱中症に罹る可能性があります。

 
5月の熱中症、その特徴と問題点とは?
それは、「慣れていない。」と
「気付いていない。」の2点です。

 
高齢者の方は特にそうですが、

急激な気温の変化に身体が慣れていない、

と言うか対応しきれていません。

それと衣類などの環境面でも変化に戸惑いが見られます。

衣替えが十分で無かったり、朝晩はまだ冷んやりするから、

寝具は冬のままだったり、日中、日差しが強くてもまだ、

日傘まではいらないでしょう。

何て言う、「まだ5月だから」と言う心理が働いて、

それが変えって邪魔をしたりします。

 

 
それと同じで、風邪でも無いのに、何となく熱っぽい。

頭がボーッとしたり、時には頭痛や、めまい、中には手足の痺れを感じたり。

そんな状態でも頭に浮かぶのは、最近流行りのアレルギーの症状なのかな?

やっぱり風邪を引いてるのかな?
と言う具合で、先ず熱中症を疑う方は、ほとんど居ないのが実情でしょう。

 
この時期、真夏の暑い日の様に

水分を小まめに摂るという事はまずありません。

特に高齢者の方は、夜中にトイレに起きるのが嫌で、

出来るだけ水分を摂らない様にされている場合もあります。

 
また季節がら、いろんな物が飛んでいて、

埃っぽいので窓を開け無い様にされていて、

外に出れば爽やかな風が吹いているのに、

部屋の中は湿気でモワァッとしているのに気づかない。

何てこともあります。
気温が25°cに達して無くても、

湿度が高いと熱中症になる可能性はあります。

1番大切なのは、五月でも熱中症はあるんだ。と認識しておく事です。

 
そこで、杏林堂でも受付のところに置いてある「飴ちゃん」のラインナップに
「トマト飴」が新たに加わりました。
適度な塩味と、夏野菜特有の水分タップリのトマト。

飴ちゃんでどれほどの効果が期待出来るかは分かりませんが、

良かったら治療帰りにお試し下さい。

大輪の薔薇

患者さんから、大輪の薔薇の切り花を頂きました。
ご自宅のルーフバルコニー(この治療所より広い!)で栽培されていて、

今までも時折持って来て下さっては、

私たちの目と鼻を楽しませて下さっていました。
今回、特に見事な花で、ブログにアップされて頂きました。

 
この小さなカップ(花瓶)に4つの種類のバラが挿されていて、

それぞれ香りが微妙に違います。
石鹸の匂いがする。と言って患者さんから笑われましたが、

本当に甘い鮮烈な香りが、受付一杯に拡がります。

 
来院された患者さん達も口々に
「綺麗!凄いねぇ。」と声をかけ、愛でていかれます。
やっぱり、花は良いですね。
特に大輪の薔薇の花は。

 
花の命は、短くて。直ぐに萎れてしまうことでしょう。
せめて、写真の撮ってブログ上に残しておこうと思います。

 
Y様、何時も有難うございます。

自宅の庭にバラ園が有るのは、羨ましい限りですが、

お手入れが大変で、膝や腰に多大な?負担が掛かっている様ですが、

無理なさらずに、治療の方は、当院にお任せ下さい。

(ちょっとした宣伝でした。)

<受付のバラ>             <別角度から>

 

<ヒマラヤ岩塩とバラ>        <骨と薔薇>

ありのままで生きる。

ありのままで生きる。とは、どういう事でしょう?
B’zの曲で、「愛のままに、わがままに…。」と続く歌詞が有りますが、

ありのままに生きる事は、わがままに生きる事とは違います。

 

 
また、「このままの自分で良い。」何ていう耳障りの良い言葉で

自分を誤魔化して、向上心を忘れ去ってしまう生き方とも、
「すべてを受け入れる」と言いつつ、諦めてしまう事でもありません。

 

 
自分らしく、ありのままに生きる。とは、

「自由自在」に生きる。という事です。

 

 
今、自分自身に起きている事は全て、自分自身の行為や、思考が基になっている。

という事実を「自覚」して生きる事。
様々な情報が飛び交っていても、選択したのは自分自身です。

誰のせいでもありません。
其処の所を自覚(自ら覚悟を決める)する。

 

 
逆に言えば、何を考えるかは全くの自由です。

誰にも邪魔はできません。どう生きるかは、自分しだいです。

自分の「思考」しだいでどんな風にでも、変えられます。

自分の人生は、自分が決めているのです。

 

 
もう一度言います。
自分らしく、ありのままで生きるとは,

「自由自在」の意味を深く理解して、自分の人生を責任を持って生きる。

という事に他ありません。

 

 

ここまで、結構長かったですね。

「アナ雪」の楽曲を聴いて素直に感動してれば良いのに、
直ぐにこんな事ばっかり「思考」を巡らせては、周りから煙たがられている。

それが、ありのままの私。
これでいいの〜♪。

って、良いわけ無いやん!

自由自在という事

「自分」という漢字を分析してみると、

自ら(みずから)を分ける。とも、

自ず(おのず)と分かる。とも読み取れます。
全体(極(きわみ)と言います。)から自ら(個)を分ける。
黙っていても、自ずと分かる。
それが、「自分」。

 
では、全体の中から「個」を際立たせるものとは、何でしょうか?
それは、「思考」です。

 
前回、私たちは様々な情報に晒され続けている。

と書きましたが、その情報をどう処理するのか?どう受け止めるのか?

それは各人各様です。
ストレスと感じるのか、喜びと捉えるのか、またはスルーするのか?
結果にも当然、差が生じます。

 
その時、どう感じるのか?どう考えるのか?

これだけは、全ての人が同様に「自由」です。
言わば、「思考」のみが「自分」を表現している。とも言えます。

 
この考え方で、「ありのまま、あるがまま」を分析してみると、

あるがまま=そのままである。=「自在」。
(自ずと在る。自ら在る。)と成ります。(ちょっと強引か?)

 
これに、自らが由に(みずからがゆえに)

=自分の思考、行為の結果。と言う意味合いの「自由」。

を合わせて「自由自在」。
「自由自在」自分の思考、行為によって、自らが在る。

 
逆に言えば、今、自分の目の前で起きている事は、

全て自分の「思い」が具現化したものである。とも言えます。

ネーミングとレッテル貼り

両親が、自分達の子供を授かった時、

初めてする仕事はその子に名前を付けることです。

 
どんな親でも、その子の将来を夢見、または夢を託し、

こんな風に育って欲しい。こうあって欲しい。

という願いと祈り(イメージとエネルギー)を込めて
命名します。
この行為を「ネーミング」と「レッテル貼り」と呼びます。

 
私たちは生まれてこの方、いろいろな名前で呼ばれています。
両親から貰った本名はもちろんの事、

子供の頃からのあだ名や、その時々の身分

(小学生、学生さん、○○クラスの子供、社会人一年生…。)や、

肩書き(新米、課長さん、院長、町内会、PTAの役員さん…。)。
男の子、女の子、長男、末っ子、日本人、芦屋の人。
お父さん、お母さん、○○ちゃんのママ、○○先生の奥さん。

数え上げたら、キリがありません。
中には、「おいっ。」という「名前」で、長年呼ばれていた。

何ていう方もあります。

 
その一つ一つに、その名前に込められたエネルギーとイメージが

レッテルとして貼り付けられて行きます。
私たちは、無意識の内にその名札(レッテル)に縛られ、

そのイメージに添った自分を演じます。

 
一度、思いつく限り自分が呼ばれたことのある「名前」を挙げてみて下さい。

出来れば、何時、どんな場面で、誰からかも。
そして、その状況をぼんやりと眺めて下さい。
思い出して、意識に上げるだけでも充分です。

 
そうすると、自分自身が自分のことを○○だ。と感じていた事柄が、

何時どの瞬間から始まったのかが、何となく解ってきます。

さらに一つ一つ、丹念に当たって行くとある時に、

ふと感じることがあります。

今まで、自分が暖めてきた「セルフイメージ」なるものは、

実は何の実体も無かったのではないのか?

ただの「思いこみ」だったのでは?と…。

 
ここまで来ると、「自分らしさ」なんて何処かに行ってしまってます。
何だか、話がややこしくなって来ているので、

続きは次回「ありのまま」編にて。

そのセルフイメージは、何処から?

本当の自分とは?
それは、理想の自分のことなのでしょうか?

それとも、現在そのままの自分なのでしょうか?

それとも…?

 
自分らしく生きる為には、先ず
「自分」が何者なのかを理解する必要が有ります。

 
自分自身が「自分」のことをどんな人間だと捉えているのか。
それをセルフイメージと言います。
では、そのセルフイメージは、一体何処から来ているのでしょうか?
そのほとんどが、「自分」以外の外部からの「情報」です。

 
私たちは、物心をついてからずっと、様々な情報に晒されています。
それは、肉親であったり、先生であったり、友達だったり。

あるいは、活字や、マスメディアや、インターネットなどの

一般的、社会的な情報であったり。
家族、コミュニティー、民族。
または、教育、歴史、習慣的な要因。
特定の宗教、思想、信条に基づくもの。

 
○○でなければ、いけない。
○○でないのは、変だ。
あなたは、○○だ。
○○に比べて、○○だ。

 
そんな様々な情報を、経験の中から、

自分なりに再構築して作り上げたもの。
それが、貴方が貴方自身の姿だと認識している、

所謂「セルフイメージ」です。

 
その中には、いろいろな思念や、エネルギーや、イメージが
ギッシリと積み込められています。
その最たるものが、「ネーミング」と「レッテル貼り」です。

 
どういうものか、次回説明して行きます。