今日も雪が降ったり止んだりで、風の冷たい寒い一日でした。
このところ、風邪引きの方がとにかく多いです。
インフルエンザに罹患された患者さんの話もちらほらと耳にします。
どんな病気でもそうですが、特に風邪の場合、
その原因は「食べ過ぎ」と「冷え」と「ストレス」だ
と言っても過言ではないと思います。
・頭を使い過ぎて、頭が疲れても風邪を引きます。
・消化器に余分な負担をかけた後にも風邪を引きます。
・腎臓に余分な負担をかけた後にも風邪を引きます。
・とにかく身体の何処かに偏った動きや、
働かせ過ぎた処ができると風邪を引きます。
※「風邪の効用」野口晴哉著
つまり、風邪を引いたら身体の何処かに
無理をしていると思って間違いありません。
その偏った身体を治そうとして風邪を引いた…
とも考えられます。
風邪を引く(病気に罹る)と、発熱して食欲が無くなります。
また発熱以外にも、発汗、鼻水、咳、くしゃみ、下痢、嘔吐など
身体の中のありとあらゆる老廃物を出して、出して、出しまくります。
これは、食べ過ぎや飲み過ぎなどで身体に蓄積された
「余分な老廃物」を排出させて身体を正そうとする働きです。
そして、発熱によって老廃物を燃やし「冷え」を取り、
食欲を低下させることによって、胃腸を休ませて、
消化活動に使われるエネルギーを
病気(風邪)治癒の方向へと向かわせているのです。
ですから、風邪を引いてしまったら、
無理にその症状を抑えようとせずに
(そうは言っても、辛い時もあるのですが…。まあ、無理をせずに…。)
・出来るだけ身体を休ませてあげる。
・ゆったりとした気分でストレスをかけないよう心掛ける。
・生姜などで身体を温める。
と良いと思います。
生活の乱れやストレスが引き金となって、
身体に負担がかかり身体に異常が出てきた為に、
その異常を正そうとして、風邪を引いてしまう訳ですから、
そんな風邪を引くような生活そのものを改めて、
規則正しい生活をするように心掛けることが、
すなわち「風邪の予防」になると言えます。