日別アーカイブ: 2014年10月21日

筋肉の鍛え方

10月から11月に掛けてのこの時期。
暑くも無く、寒くも無く一年中で

一番過ごしやすい季節です。
スポーツの秋、行楽の秋。

歩いたり、走ったり…。

 
普段、運動には無関係な方も、

何かと身体を動かしてみたい衝動に駆られたりします。

 
でも、その前に…。
ちょっとだけ、筋肉についてお勉強しておきましょう。

 
40代を過ぎると、年齢とともにお肌が衰えていくように、

加齢によって筋肉が落ちていくのも仕方の無い事、

と思われがちです。

 
しかし、実はそうではありません。

 
筋肉は「筋繊維」という細胞が幾つか集まって出来ています。
この筋繊維の「数」は、基本的に生まれてから死ぬまでの間、
大きく変化することはありません。

 
他の体細胞と比べてみると、

例えば、脳細胞などは3歳をピークにどんどん減っていきます。
免疫細胞は、25歳以降やはり減少していきます。

 
加齢と共に、物忘れがひどくなったり、

病気に罹りやすくなるのもそのせいです。

 
それに比べて、筋繊維はほとんど減らない…。

つまり、筋肉を構成する細胞の「量」は、

年齢に左右されません。

 
と言うことは、

若い頃に鍛えた筋肉は衰えること無く、

その後もずっと維持され続けている…
はずです。

 
が、実際はそうではありません。

 
昔は出来た腹筋運動も、今では全然出来ないし、

陸上部で鍛えた健脚も気持ちばかりで、もつれ気味です。

ジャンプなんてトンデモ無いし、

直ぐに息が上がってしまいます。

 
これは、一体どうしたことでしょうか?

 
それは、筋肉の「数や量」では無くて、

筋肉の「大きさ、太さ」に関係しています。
つまり、筋繊維の一本一本が細くなってしまっている…。
という訳です。

 
よく使う筋肉はその運動量に応じて、

収縮と弛緩を繰り返します。

その繰り返しによって太さと大きさを増していきます。

 
逆に何もしないで「刺激」を与えないと、

筋肉は痩せて細くなり、さらには筋繊維同士がくっついて

縮んだまま元に戻らない状態になってしまいます。

 
細胞の数は減らないが、一つ一つは細く縮んでいく。
その為に、昔鍛えていてもその後、

運動の習慣が無ければ「筋力」は落ちていく一方…。
となります。

 
では、如何すれば良いのでしょうか?

 
そりゃあもう、分かり切ったことですが…。

 
続きます。