カテゴリー別アーカイブ: 治療所のこと

芦屋だんじり祭り

今日、10月10日は昔で言えば?「体育の日」。

 
50年前の東京オリンピックの開会式の日に因んで作られた祝日なのですが、

いつの頃からか10月の第2月曜日が、その日となっています。

 
連休を増やす目的があっての事なんでしょうが、

もともと意味や理由があって設けらた祝祭日は、

そのままであった方が良いと思うのですが…?。

 
8月にお盆休みがあって、

9月にシルバーウィークで5連休。
そして、10月の初めにまたまた3連休。

 
お休みが多いのは良いのですが、

月曜日の休診が多くて、

ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

 
スポーツと言えば、野球のクライマックスシリーズや、

ラグビーW杯アメリカ戦、テニスの錦織君などなど、

気になる試合が目白押しですが、

秋はお祭りのシーズンでもあります。

 
ここ、芦屋市でも今日10日(土)と明日11日(日)に、

市内各所で芦屋だんじり祭りが開催されます。

 
正確には、「あしや秋まつり」と呼ぶそうです。

 
古くは、10月15・16日の

芦屋神社のお祭り(秋大祭)に巡行していたのですが

(打出は、10月17日の打出天神社、

三条は5月13・14日の保久良神社のお祭りの日に。)、

近年では秋大祭に最も近い

土曜、日曜に開催されるようになっています。

 
だんじり巡行は神事でもあり、

本来ならば奉納の意味を込めて
芦屋神社の境内で引き廻しをすべきところなんでしょうが、

坂道であり、また何と言っても狭いので、

何如ともし難いところです。

 
せめて、秋大祭にお参りだけでもしておこうかな、と思っています。

<治療所前を巡行する西之町のだんじり>

スーパームーン

昨夜は、スーパームーン。
皆さんは、いつもより約14%大きく、約30%明るくなった満月を

しっかり、じっくりと見ることが出来ましたか?

 

 

私は、治療が終了して夜8時過ぎに

月若橋の上から夜空を見上げてみると、

なんと厚い雲があたり一面にびっしりと…。
昼間はあんなに爽やかに晴れ渡っていたのに…。

 
残念ながら雲間から垣間見ることも叶いませんでした。

 

 

このスーパームーンは特別な天体現象というわけではありません。

もちろん、月の異常現象でもありません。

 
楕円軌道を描く月が、満月か新月のときに、

地球に最も接近したときの現象を指します。

 
今回は、皆既月食と同時に起きる

数十年に一度の珍しい現象だったので特に注目されたわけです。

(モットモ、日本では観測されないのですが…。)

 

 

このところ、私の周りの「スピリチュアル大好き」な人達からは、

必ずといっていいほどこう聞かれます。
「9月に入って何か体調に変化がなかった?」

 
2015年の9月は、何だか特別な時期らしく、

アセンションとか何とかが有るらしく、

「月」の動きがそれらに関係しているんだそうです。

 

 

スーパームーンという言葉自体、天文用語ではありません。
もともとは、占星術から来た言葉のようです。

 

 

月の満ち欠けは、潮の満ち干きに影響を与えますし、

女性の「月経」にも関連していると言われています。

 
また、出産や逝去など人間の「生と死」のリズムをも司っている…という話しも。

 

 

月が地球に近付いたり、離れたりで

多少、体調の変化が出たり、

動植物の生育に影響があったとしても、

其れは其れで不思議なことでは無いのかもしれません。

 

 

明日30日で特別な9月も終わりです。
また「月」が変わって、

新しい「ツキ=ラッキー」が訪れることを期待しています。

彼岸花

秋のお彼岸のこの時期に、
毎年忘れずに咲くのが、「彼岸花」です。

 

 

治療所の裏の庭にも、いつ誰が植えたのか?

今年も赤い華が咲き誇っています。

 

 

彼岸花は、妖艶で美しい反面、
何故か「不吉」なイメージが付きまといます。

 

 

別名「死人花」、「幽霊花」、「地獄花」なんて

怖い呼び方をされたりします。
秋のお彼岸と時を同じくするかのように

わずか1週間の間だけ咲くために、

あの世とこの世を繋げる…

そんなイメージが定着したのかもしれません。

 

 

あと、彼岸花にはアルカロイドという毒があるために、

「毒花」、「痺れ花」とも呼ばれたりします。

 

 

テレビ番組でやっていたのですが、

お墓の近くや田んぼのあぜ道などでよく見かけるのは、

その毒で昔は土葬していた亡き骸を

モグラや野ネズミから守るために、

わざわざ植えられたものなんだそうです。

 
田んぼの場合は、同じく害虫対策もあったのですが、

飢饉などの非常時に、水にさらして毒を抜き

貴重なタンパク源として、食用にする目的もあったそうです。

 

 

彼岸花は、球根です。
種子のように、風に乗って飛んで行き、

自然に繁殖するということはありません。

 

 

すべての彼岸花は、いつの頃か誰かが、

何らかの目的があって植えられたものなのです。

先人が、もの凄い数の球根を

せっせと植え付けていった様を想像すると、

感動すら覚えます。

 

 

彼岸花には、もう一つ呼び名があります。
それは、「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」です。
サンスクリット語で、天界に咲く花という意味だそうです。
おめでたい事が起こる兆しとして赤い花が天から降ってくる、

という仏教の経典に由来しています。
なんだか、こちらの方が良い感じですね。

 

 

ちなみに花言葉は、

「情熱」、「悲しい思い出」、「独立」、「再会」、「あきらめ」です。

 

 

お勤めの方は、今日19日(土)から5連休。
当、杏林堂鍼灸整骨院も

明日20日(日)からカレンダー通り、

お休みさせて頂きます。

 
今年は、5月のゴールデンウィークに対抗して?

9月のお彼岸のこの時期をシルバーウィークと呼ぶようですね。
でも個人的には、色のイメージで言うと、

「実りの秋」、「黄金色の秋」…で

このお休みこそ「ゴールデンウィーク」に相応しいように思うのですが…。

健康であること

お盆休み、皆様どう過ごされましたか?

 
今年は、戦後70年。
安倍首相の70年談話や、

戦争そのものを改めて検証する

報道や番組が数多くありました。

 
また、日航機墜落事故から30年が経ちました。

 
熱戦を繰り広げる高校球児達の戦いも

100回目の記念の大会を迎えました。

 
色々な意味で、節目となるこの夏。

 
この「当たり前」のように見える日常は、

果たして当たり前のことなのでしょうか?

 

 

私たちの心と身体が健康である為には、

その個々人の思い…だけでは無く、

地球が健康であること、

国家が平和であること、

地域や社会が健全であること、

その為には、そこに生きる人々の思念や教育、

歴史や文化が何より大切である…と

改めて考える機会が与えられた夏でもあったように思います。

 

 

今日17日から、杏林堂鍼灸整骨院も

通常通りに施術為せて戴きます。

 
宜しくお願い致します。

お盆休みのお知らせ

暑い日が続いています。
この数日、夕立ちならぬピンポイントの雷雨に見舞われて?

朝晩の気温は、幾分なりともマシになった感があります。

 
お盆の13日には、お天気も下り坂で

長らく続いた猛暑日も、とりあえずひと休み…

予報が出ています。

 

 

杏林堂鍼灸整骨院も

明日13日(木)〜16日(日)まで

お盆休みとさせて戴きます。

 

 

患者さんの中には、

「お盆のお墓参りは、

あんまり暑いんで休まして貰って、

お彼岸にしますわ。

やっぱり、亡くなってる人より

生きてる人間の方が大事やからなぁ。

ご先祖さんも分かってくれてはるやろ。」

と話して下さるご高齢の方もおられます。

 
今年のこの暑さを考えると、なるほど一理あります。
そう、物は考えよう。
ようするに、気持ちの問題…だと思います。

 

 

熱中症に、そして夏バテに、充分に留意されて

このお盆休みを「楽しく」お過ごし下さい。

 

 

17日(月)から平常通り施術いたします。
宜しくお願いいたします。

G.Wで4連休です。

ゴールデンウィークは、

カレンダー(暦)通りの営業となっています。

 
というわけで、本日5月2日(土)は、

平常通り施術を行っています。

 
明日5月3日(日)〜5月6日まで休診させて頂きます。

 
4連休ということで、

ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願いします。

 
このところ、一気に気温が上がり、

この時期としては、ちょっと早過ぎる、

夏日(真夏日も)が続いています。

 
急激な気温の変化で、体調を崩さない為にも、

充分な「睡眠」と「水分補給」を心がけて、

楽しいG.Wをお過ごし下さい。

 
※5月7日(木)からは、また平常通りに診療致します。

明日は、選挙です。

明日、4月26日の日曜日は統一地方選挙の後半戦。

 
芦屋市でも、市長選挙と市会議員選挙が

同時に施行されます。

 
12日の兵庫県議会議員選挙は、単独立候補ということで、

結果的に無投票で、議席が決まってしまいました。

 

 

4年に1度しか無い投票の機会を、

こういった形で失ってしまったのは、

何とも残念で複雑な感じがしました。

 
それで…というわけでは無いのですが、

今回は既に期日前投票を済ませてきました。

 

 

今回の選挙では、芦屋市に限らず

全国的に「無投票」での当選が多かったようです。

 
また、投票が行われた市町村でも、

全般的に投票率が低く、

50%を割り込んだ地域もかなり有ったようです。

 

 

選挙というよりも、政治に対して

無関心、あるいは無気力な層が

増えてしまったのでは?と危惧します。

 

 

確かに芦屋市でも、これと言った大きな争点は無く

(それはある意味、良いことなのですが…。)
大勢立候補されている方の中から、

誰を選んだらベストなのか?が分かりにくいのは確かです。

 

 

でも、だからと言って棄権するのは

本当に「もったいない」ことです。

 

 

明日は、幸いお天気も良いみたいですから、

散歩がてら是非投票所に足を運んでみて下さい。

‘15芦屋さくらまつり

今年も、芦屋さくらまつりが、

本日4日(土)・明日5日(日)に芦屋川畔に於いて開催されます。

 
心配されたお天気も、今日一杯は何とか持ちそうな気配です。
(明日はちょっとどうかな?)

 
二年前は荒天で、東北の震災のあった年は自粛で、

二日とも中止になった年もありましたが、

「さくらまつり」も今年で27回目を迎えることとなりました。

 
阪急から二号線までの芦屋川沿いに咲く桜の木も、

患者さんの話によると、もともとは松林だけの何も無い所に、

戦後芦屋市が植えたもの…なんだそうです。

 
今年、後期高齢者に為られたばかりの方が、

昔小学生のころの記憶ということなので、

きっと65年くらい前のことになるのでしょう。

 
多分その時からずっとある古木もたくさん残っていますが、

山手幹線の工事によって、かなりの桜が新しく植え帰られた為に、

若木も目立ち、少し寂しい感じにはなっています。

 
それでも、今年は「さくらまつり」に合わせるように

ちょうど今が満開の見頃を迎えています。

 
ルナホール前に露店や、特設ステージなども設置されて

賑やかになりますので、是非足をお運び下さい。

 

 

※住宅地でもありますので、バーベキュー等は禁止されています。

ご注意ください。
あ、それとゴミの後始末も宜しくお願いします。

無くして、気付くこと。

<以前のテント>          <遠景  ちょっとわかりにくい?>

<新しいテント>

 

 

1月20日から始

「えきにし商街」のアーケードの張替え工事が、

約2ヶ月かかってようやく完成しました。

 

 

以前は、オレンジだったテントの色が、

新しくなって今回は「白色」(アイボリー)に。

とても明るくなりました。

 
支柱の「焦げ茶色」(ダークブラウン)との組み合わせで

ちょっとお洒落な感じに仕上がりました。

 
それより何よりも、雨が降っても大丈夫になりました。

 
アーケードなんだから、

そんなことは当たり前なわけなんですが、

工事期間中にその「当たり前」の有り難みを

痛感することとなりました。

 
この冬は例年に無く、雨も雪もそして、風の吹く日も多く、

その度に表にある看板も、玄関マットも、

治療所の扉もびしょ濡れに…。

 
患者さんにも本当にご迷惑をお掛けしました。

 
開業以来、JRの駅から濡れずに歩いて来れるのが

「当たり前」に思っていたのが、

実はとっても「有り難い」ことだったんだ…と初めて気付きました。

 
無くして初めて、その有り難みに気付くことは、いろいろ有ります。

 
例えば、親の恩で有ったり、家族や連れ合いだったり…。
仕事やお金、地位や名誉かもしれません。
若さや体力、人によっては視力や聴力、

歯や髪の毛…なんて言う場合もあるでしょう。

 
何事も有って「当たり前」という訳ではありません。
維持する為には、其れなりの努力が必要です。

 
私たちの身体、「健康」についても同じことが言えます。

 
無くして初めて気付く…ことも時に必要ですが、

それよりもそうならずに済むことの方がよっぽど大切です。

 
その為には、先ず自分自身を正しく識ること、

そして感謝し務めること。

 
「気付く」よりも前に、先ず「気を付ける」こと。

 
それが何よりも肝腎である…と
私自身、「気付かされ」ました。

喜び過ぎて「心」痛める。

七つの感情(七情)は、臓腑を傷つけますが、

なかでも心、肝、脾の臓器に

影響を与えやすいと言われています。

 
とりわけ、「心」は五臓六腑の中心であり、

精神の変化はまず心の機能に影響を及ぼし、

各臓腑に波及していくとされています。

 

 

七情のうちから、先ずは「喜」について…です。

 
「素問」陰陽応象大論篇には、「喜は心を傷る」とあります。

 

 

喜び過ぎると「気がゆるみ、心を傷つける。」というわけです。

 
七情のなかでも他の感情、例えば「怒」や「悲」などは、

内臓の働きに影響を及ぼすと言われても

何となく納得出来るのですが、

「喜」=喜びの何が良くないというのでしょうか?

 
内因でいう「喜」とは、過度の喜び…のことです。

 
宝くじで3億円が当たって、狂喜乱舞のあまり心臓発作で倒れたとか、

喜び過ぎて精神が興奮して夜眠れなくなった…などの「喜び」です。

 
「心」には、五神(神気)のうちの最上位にあたる「神」が宿り、

心拍動や呼吸、知覚や精神活動、

手足や顔の表情などを正しく行わせるといった

生命活動維持を支配する働きがあるとされています。

 
※五神については、また別の機会に説明します。

 

 

つまり、東洋医学的な「心」とは、

心臓そのもの働きだけで無く、

自律神経機能や間脳、視床下部を含めた

「視床」の働きも合わせて指したもの…と考えられます。

 

 

そのことを念頭において

 

 

「喜」が過ぎると…

 
・「気」はゆるむ。
(口元が緩む。笑顔が弾ける。喜びが溢れる…のように

エネルギー的には、拡張傾向でふわふわとした感覚。)

 
・「心」を傷つける。
心の持つ「神」の働きが衰え、

不眠や不安など、精神活動に影響を与える。

 
<症状>
・集中力の低下
・不眠症
・不安神経症
・精神錯乱など
となります。

 

 

次回は、「怒」について…です。