カテゴリー別アーカイブ: 食事のこと

腸は第二の脳

JR芦屋駅北口徒歩二分
杏林堂鍼灸整骨院の院長ブログです。
前回の続きです。
脳の治療を行なえば、

うつ病は完治するのでしょうか?
お薬で脳内のセロトニンを増加させただけで治るほど、

うつ病は単純な病では無いようで、

時に副作用を引き起こす場合もあるそうです。
これには、理由があって実は、
セロトニンの95%は腸のぜん動運動とともに分泌されていて,

肝心の脳内での分泌は、わずか3%程度のみ。なのだそうです。

 

 

脳内の問題よりも、腸内環境が大きく係わっていると言えます。
つまり、
腸がしっかりとぜん動運動する

→セロトニンが分泌される

→ストレスが軽減され、心が安定する。

という図式が成り立ちます。
よく「腸=第二の脳」と言われる所以がこれです。

 

またまた、続く。

うつ病は心の病?

病気の原因のほとんどが、

ストレスにあると言われていますが、

このストレスの軽減に有効とされているのが、

セロトニンという脳内の神経伝達物質です。
セロトニンは、心の働きやバランスのコントロールに大きく関与しており、

セロトニンが活性化すると朝の目覚めが良くなり、

心身共に健康な状態となります。
逆に不足すると不安感が増し思考がネガティブになり、

うつ病や自閉症、その他多くの病気を引き起こすと言われています。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれて、

これが脳に十分にあれば、うつ病に成りにくいとされていて、

実際に一般的なうつ病の投薬治療は、

脳内のセロトニンを増加させる薬が使われているそうです。
では、うつ病は心の病?では無くて

、脳内の問題なのでしょうか?

 

 

続きは、また次回。

ごちそうさま

「ごちそうさん」

 

NHK大阪放送局の朝の人気ドラマです。
大阪人は、家の食事だけで無く
外食のあとでも、店員さんに

「ごちそうさん。美味しかったで。また、来るわ。」

と声をかけます。

 

「ごちそうさま」

漢字で書くと「御馳走様」

 

昔は、今と違い食材を調達するのも大変な事でした。
「馳走」とは、
駆けずり廻って、奔走するさまを表しています。
大変な思いをして、食材を集め、料理を作って下さった方に
感謝の意を込めて、丁寧語の
「御」と「様」が付いて
「御馳走様」

 

「いただきます」が、
あなたの命をわたしの命とします。
と言う意宣り(いのり)の言葉。

 

そして「ごちそうさま」は、
その命を、料理(いのちの糧)に
変えて下さった方への感謝の言葉。

 

どちらも美しい日本人の心です。

いただきます。

私たちは、食事をする際に

必ず手を合わせて
「いただきます。」
と言います。

 

「戴きます。」
あなたの命を頂戴致します。

 

「頂きます。」
頂き。
即ち、上(かみ)からの賜り物を頂戴致します。
と言う意味合いと、
私たちは、
食物連鎖の頂点、
「頂き。」に居ます。
という事実を食事の度に
再確認する作業
とも言えます。

 

連綿と続く食物連鎖の輪、
それは、
いのちを受け継いで行く作業。

 

あなたの全てを受け容れます。

あなたの生きてきた全てを引き受け、そして受け継いて生きます。

 

食事の度に、
そう宣言しているわけです。
「いただきます。」

 

美味いや、不味いだの
ましてや、有効成分のみを抽出して…..

(栄養だけを考えて。)

なんて話しとは、まるっきり違います。

 

 

ありがたく全てを受け容れる。

一物全体主義。

 

本来の「医食同源」とは、
こういうところから来ている
のかもしれません。