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「今」を生きる。

東洋医学での病気の原因のひとつに「内因」があります。

 
人間には喜、怒、思、悲、憂、恐、驚の

七つの感情(七情)があるとされています。
この感情が度を越して、過ぎたり、長期にわたって続くと

「内因」となって心身の健康を蝕むもととなります。

 

 

だから、感情は出来るだけ表に現さずに、

常にポーカーフェイスを心がけましょう。
その為には、瞑想をして「心」を鎮めましょう。
なんてことは、絶対にあり得ません。

 

 

そもそも怒りや、悲しみや喜びは人間が生きていく上で、

正常で当たり前の反応であり、表現法の一つでもあります。

 

 

嬉しい時には多いに喜び、悲しい時にはワンワン泣いて

悔しいときには大声で叫んだって良いんです。
それは、正常で健全な感情の表現…なんですから。

 

 

それを我慢して溜め込んだり、感じないフリをして誤魔化したり、

またいつまでもその感情に囚われてしまうことが「内因」なのです。

 
その場で上手に表現して、パッと忘れてしまえれば「内因」には為りません。
「泣く」ストレス解消法だってあるくらいですから…。

 

 

正常な感情表現か?「内因」か?

その違いは何処にあるのでしょうか?
それは、「何時(いつ)」にあります。

 

 

上手に表現することが出来ずに溜め込んだり、

ずっと一つの感情に囚われている人は、

「過去」に生きています。

 
辛いことや悲しかったこと、あんなことやそんなこと。

あの時、こうしていれば良かった。
それは「今」では無い、「過去」の出来事です。

 

 

もし、そうなったらどうしよう?考えただけで不安になる。
これから起きるかも(起きないかも)知れないことを先暗示ばかりしてしまう。
それは「今」では無い、「未来」に生きています。

 

 

内因は、今現実に目の前で起こる出来事では無く、

過去や未来のいわゆる実態の無い感情に

囚われ過ぎることで生まれるのです。

 

 

自分のエネルギーのほとんどが、

過去か未来に行ってしまっているわけです。
これでは、エネルギー不足で病気になっちゃいますよね。

 

 

「今」を生きること。
更に言えば、
今、ここに生きること。
更に、更に言えば、
今、ここに、自分自身を生きること。

 

 

これが、健康で健全に生きるコツ…です。

今を生きていますか?