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前回の「足先が冷える」タイプは、
末端の体表面温度そのものが極端に下がっています。
実際に触ってみると「冷たい」のが分かります。
これに対して、深部温度が低いのが、
腰から下が冷える「低体温型」の冷え性です。
日本人に最も多いタイプです。
深部温度とは身体の内部の温度のことで、
直腸などの「内臓温度」と言い換えることもできます。
身体が冷えている自覚はあるのに、
体表面の温度を測ってみると、平熱と同じで36度台。
しかし、朝に測ると体温が低い。
そして、改めて内臓温度(直腸計)を計測すると、
体温よりも低い数字が…。
内臓温度は、体表面の温度よりも高い
37.2〜38度が理想的と言われています。
ところが、内臓温度が35度台という方もけっこうあります。
35度台でも前半だと、雪山で遭難して、
命の危険にさらされているときの体温レベルになります。
逆に、これだけ内臓が冷えていても
「冷え」の自覚が無い「かくれ冷え」の方も多いのです。
内臓温度が1度低下すると、基礎代謝量は
約12〜15%低下すると言われています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015版)」によれば、
1日の基礎代謝基準値は
30〜40代男性で1530kcal、
女性で1150kcalとなっています。
つまり、内臓温度が1度下がると
男性なら183〜229kcal(おにぎり1個分)、
女性なら138〜172kcal(まんじゅう1個分)の
余分なエネルギーが毎日カラダに蓄積されてしまう計算になります。
夏場に内臓温度が低下して、秋口にドーンと太ってしまう。
ダイエットに取り組んでも、なかなか痩せない。
または直ぐにリバウンドしてしまう。
こんな場合は、内臓温度が低くなっている可能性が大です。
続きます。