日別アーカイブ: 2015年12月12日

胸腺マッサージ

胸腺は胸骨の下にある小さな器官で、

通常年齢を重ねるに従って萎縮してしまうと言われていますが、

実際には胸腺に似た働きをする「胸腺様組織」が、

胸部、腹部、頭部にまで広く

ネットワークを形成していると考えられています。

<胸腺様組織ネットワーク>
胸腺マッサージは、この胸腺様組織を刺激することで、

年齢に関係なく免疫細胞の成熟を促し、

免疫力を高めることが期待できる施術法です。

 

 

胸腺マッサージを行うと、リンパ球が成熟、増殖し、

また自律神経の働きを強化してくれます。
特に、鎖骨の周囲や脇の下あたりは、多くのリンパ節があり、

刺激すると免疫の活性化につながります。

 

 

胸腺マッサージの方法は、
⑴まず、脇の下から乳房の下までを上下にさすります。

 
⑵次に乳房の下を左右にさすります。

 
⑶その後、みぞおちから鎖骨の高さ(喉のところ)まで上下にさすります。

 
⑷最後に鎖骨の下側を左右にさすります。

 

この動作を人差し指から小指までの4本で上下、左右に行います。

力は入れずに出来るだけ自然な強さでさすります。
時間としては、各箇所30秒〜1分程度で、

胸部がポカポカするまでマッサージします。

 
この時点で自律神経は確実に刺激されています。
※服の上からでも良いですよ。