日別アーカイブ: 2015年9月15日

深部(内臓)から、冷える。

内臓温度が低下すると、

身体の内部の血液の循環が悪くなり、

結果、すべての臓器の働きが低下してしまいます。

 

 

例えば、胃腸の機能が悪くなれば

消化吸収が上手くいかなくなり、

胃もたれや便秘、下痢といった症状が表れます。

 
腎臓の働きが弱まればむくみが生じますし、

肝臓の機能が低下すると、

だるさを感じたり顔色が黒っぽくくすんできたりします。

 

 

さらに厄介なのは、免疫力が低下してしまうことです。
内臓温度が1度下がると、

免疫力は30%低下すると言われています。

 

 

血液循環が悪いということは、

血管が常に収縮して狭くなっている状態です。
血管が収縮しているのは、

自律神経のうちの交感神経が

優位に働いていることを示します。

 
交感神経優位の状態では、

体内の免疫を主に司るリンパ球の量が減少してしまいます。

 
また、免疫細胞の約7割は小腸に集中していて、

外から取り入れた飲食物と一緒に入ってくる

有害物質を退治してくれています。
ところが、その小腸に十分な血液が行き渡らなければ、

そのシステムも作動しにくくなります。

 
二重の意味で免疫力がダウすることになります。

 

 

何度も風邪をひき、しかも治りにくい。
傷の治りが遅い。
突然アレルギー疾患に罹ってしまった。
胃腸の働きが悪かったり、

お肌のツヤや色、調子が悪かったり…。

 
もしかしたらその原因は

「内臓の冷え」にあることは十分に考えられます。

 

 

内臓の冷えは「老化」にも繋がります。
アンチエイジングの為にも、

内臓の冷えは見逃すことの出来ない大きなファクターです。

 

 

続きます。