日別アーカイブ: 2014年11月15日

寒暖差によるストレス。

気温の急激な変化は、私たちの身体にとって、

大きな負担やストレスを強いられます。

 
前日との差がはっきりと体感出来るほど、

気温が変化したり、
また朝夕の気温がぐっと下がり、

一日の最低、最高気温の差が大きくなったり…。

 
それに暖房を使用し始めたりすると、

ますます室内外の気温差も広がっていきます。

 

 

私たちの身体は本来、自律神経の働きによって、
寒い環境に居れば、「熱」を作り出し、

暑い環境では、「熱」を逃がそうとします。

 
しかし、その自律神経の働きも

正常に作動するのは、気温差が7〜8度までで、

10度以上の差がある場合は、

なんとか体温を一定に保とうとして

過度に働き過ぎてしまいます。

 
その為に、寒暖差の激しい環境に居ると、

頻繁に「熱」を作ったり逃がしたりする為に、

身体は必要以上にエネルギーを消費してしまいます。

 
そんな寒暖差による過度のストレスにより、

自律神経が乱れて疲労を感じるようになります。

 
そのために、
めまい、ふらつき、不眠症、肩凝り、

顔のほてり、食欲不振などのさまざまな不調、

いわゆる「自律神経症状」を引き起こします。

 
また、血管が収縮すると、

・血圧の変化(特に高血圧に)が、顕著になる。

 
・血流が悪くなり「冷え」の症状が

急速に進行する可能性がある。

 
・血液が濃縮されて、濃くなり
それが血栓へと繋がりやすい。

 

などの症状が表れたりします。

 

特に女性にとっては、「冷え性」など、

本格的に寒くなる前に対策を講じることが重要と言えます。

 

 

次回は、心臓や脳血管への負担について

考えていきたいと思います。