日別アーカイブ: 2014年8月6日

蝶形骨が身体に与える影響

「蝶形骨」は頭蓋の多くの骨と接合し、

脳を支える頭蓋内の膜、

それに12対ある脳神経(視神経、三叉神経、副神経など)の多くと

直接、間接的にかかわり、

また内分泌系(ホルモンバランス)を司る

「脳下垂体」の受け皿(トルコ鞍)でもあります。

 
また、生命活動維持に重要な役割を果たしている

自律神経機能や体温、血圧、睡眠、歩行反射、

水分、食欲その他の調整機能を司っている

間脳、視床下部を含めた「視床」ともかかわりが有ります。

 
その為、蝶形骨の歪みは、

硬膜、脳脊髄液の循環、脳神経、内分泌系、自律神経系、

脳幹の働きに少なからず影響を及ぼす可能性が有ります。

 

 
そしてそれとは別に、

蝶形骨についている筋膜は、

ラップのように気管、食道、心臓を包み込みながら

身体の中心にある「横隔膜」まで繋がっています。

 
その為、深い呼吸にも関係し、

また横隔膜に接する腹腔内の各臓器にも

影響を及ぼすことが考えられます。

 

 
また、蝶形骨は顔面の中心、

目の奥にある大きな骨ですから、

顔や目のゆがみ、

鼻の症状(副鼻腔)等にも関連してきます。

 
身体の各所に間接、直接的に

さまざまな影響を与える蝶形骨ですが、

前回書いたように外側から全体を直接触れることが出来ません。

 
ではどうやって調整すれば良いのでしょうか?

 
続きます。