日別アーカイブ: 2014年7月11日

気象病

お天気が悪くなると、体調がすぐれなくなる。

または、症状の変化が天候と密接に結びついている病状のことを

「気象病」と呼びます。

 
雨が降れば古傷が痛んだり、頭痛や耳鳴りがしたり。

「膝の具合で、天気予報が出来ます。」何て言う方もおられます。

 
同じお天気絡みでも、「私が、旅行に行くと必ず、土砂降りです。」

と言うのは、また別です。

こちらの「雨男、雨女」の方の原因は、不明ですが
「気象病」は、ほとんどが自律神経の状態に起因していると言えます。

 
自律神経の役目の一つに、

外部環境の変化に身体を適応させるという仕事があります。
お天気による体調の変化とは、

天候という「外部環境」に対応しようとする自律神経が

、ちょうど良い加減なところをさぐって逡巡している状態と言えます。

 
気象の変化を具体的に挙げれば
・気温の変化
・気圧の変化
・湿度の変化
になります。

 
そして今回の様な、大型台風の場合は、

「急激な気圧の変化」がもっとも大きな要因と言えます。

 
台風の接近に伴い、頭痛がしたり、身体の節々が痛んだり、

だるくなったり、眠たくなったり,

また持病の喘息が悪化したり、

といろいろな症状が表れたりすることがあります。

 
これは、「930hPa」とか言うような「低気圧」が

自律神経に何らかの影響を及ぼして引き起こされる…と考えられています。

 
低気圧が症状を引き起こす機序と、その対策に付いては、

また次回に。