日別アーカイブ: 2014年6月7日

重心は、中心では無い。

「軸を整える」
この言葉には、いろいろな意味合いがあります。

 
身体の軸を整える
・中心軸を整える
・重心の軸を整える
心の軸を整える、エネルギーの軸を整える…。etc

 
身体の重心の軸は、必ずしも「中心」に存在するわけでは、有りません。
イメージ的には、「軸」と言うものは、コマ回しの「独楽」のように真ん中に在る.

と考えがちですが、そうとは限りません。

 

 

「独楽」のようにカタチが円形であったり、正三角形であったりすると、

釣り合う「軸」は、きっちり中心になるわけですが、

私たちの身体はそうでは有りません。

前後左右対称?という人は存在しません。
ですから、重心は、中心では無い。のです。

この点は、多くの方が勘違いされています。

 

 

では実際、身体の重心はどの辺りに在るのでしょうか。
それは、身体を前後に三等分した「後ろ3分の1」です。
背骨から仙骨〜膝の内側を通り

内踝(うちくるぶし)から踵骨(かかと)に抜けるラインとなります。
これが、正しい。と言うか、

1番身体に負担の掛からない、楽な姿勢。と言えます。

 
重力を筋力では無くて、「骨」で支える。
これが、「重力を味方につける」という事の意味です。

 
実際に、正しい重心の軸を意識して立ってみて下さい。
ほとんどの方が、考えていたよりも

かなり「後ろ」に体重がかかる感じすると思います。
中には、後ろに倒れそうになる方もいらっしゃるかと思います。
実は、それだけ前に重心が乗った状態で生活している。

という事の裏返しでも有るわけですが…。

 
重心が「前」に掛っている事の弊害と、

軸を正しい位置に意識する具体的な方法は、

次回お伝えします。