日別アーカイブ: 2014年2月17日

漢方薬と和漢薬

日本の気候は、
大陸ほど極端な気温の変化が少なくて、

(最近はちょっと変ですが)

四季の移り変わりがある為にゆるやかに穏やかに流れて行きます。

 

その為に、日本人はあまり強い刺激を好まず、

比較的、繊細な感覚の方が多い様に見えます。

それに合わせて鍼もより細くてしなやかになって行き、

鍼先は松葉形と呼ばれる進入し易く、

また痛みを感じにくい形のものへと、
進化して行きました。

 

また、飲み薬も、国内に生育している植物由来のものがほとんどで

(中国では、鉱物や動物由来のものも多いです。)

身体に優しく、効き目も比較的穏やかになっています。

 

中国の漢方薬に対して、日本のそれは、

日本式の漢方薬=「和漢薬」と呼ばれる事もあります。

 

*三回に分けて、日中韓それぞれの違いを書いてきましたが、
ある一面をかい摘んで記したもので、決して全てを表したものでは有りません。

参考程度にお読み頂ければ幸いです。