雲の上の人になる。

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五月晴れの澄んだ青空。
ばかりでは、ありません。
曇りの日も、雨の日も、

時には風が吹いたり、雷が鳴ったり嵐の日も、あります。
私たちの生活は、天候や環境によって少なからず影響を受けています。

 
同様に、私たちは立場や周りの人間関係によって

考え方や、気分など良くも悪くも左右されがちです。
泣いたり、笑ったり、イライラしたり、落ち込んだり。
お天気と同じ。日替わりで、右往左往しています。

 
しかし、このブログでよく話題にさせて貰っている私の師匠は、そんな事はありません。

(少なくとも私には、そう見えました。)
どんな状況に於いても、どんな立場の人に対しても、常に「泰然自若」です。

 
そんな師匠がある時、こんな話を為れていたのを覚えています。
「吉田くん。雲の上は、いつも快晴だよ。」
「あぁ、はぁ。確かにそうですね。」
「人間、生きていればいろんな事がある。上手く波に乗れる時もあれば、

また誰かにハシゴを外されてしまう事も有る。

美味しい話で擦り寄ってきたり、かと思えばさっと手のひらを返したり。

何を信じればいいのか?誰でもあるはずだ。」
「院長先生でも?」
「そんな時は、いつもこう考える事にしている。雲の上は、いつも快晴だ。と。

お天道様はずっと我々を照らしている。

だが、時に厚い雲が覆い隠してしまう。光の存在を疑うことさえある。

どうすれば良いか?考えた結果
私は、いつも雲の上に居ることにしたんだよ。」

「雲の上の人になる?」
「そう、よく「あの人は、雲の上の存在だ。」何て言っているだろう。

あれは、私たちには、手の届かない存在だ。と言う事では無くて、
あの人は、何物にも惑わされずに突き抜けた存在だ。

と言うのが本来の意味だと思うよ。」

 
私自身は、迷いもがくことの多い人間です。
それでもいつもこう心に言い聞かせています。
「雲の上は、いつも快晴だ。
だから、雲の上の人になる。」
と。

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