木の芽時

Share on Facebook

<一願成就 日室岳遙拝所>

 

芦屋さくら祭りが終わった先週辺りから、

ぎっくり腰やぎっくり背中?、

こむら返りなんかの

筋肉が引き攣って起こす症状で来院される患者さんが、

目に見えて増えた様に思います。
数日来の朝晩とお昼間の気温差に

身体がついて来れていないのが原因だと思われます。

 
気温の寒暖差の激しい春先は、昔から「木の芽時」と呼ばれ、

木の芽が一斉に生えるこの時期が、

体調や精神状態が一番不安定になりやすい時だと言われていました。

 
冬から春に変わる過程で、人間の身体もある種の冬眠状態から醒めて、

活動的になる準備を始めるのですが、

中には生活習慣などの影響でそのバランスが上手く取れずに

体調を崩してしまう方も出てきます。
気温差は身体にとって大きなストレスとなります。

 
それだけで無く日本の場合、春という季節は、

進級、進学、異動、転居などの新しい環境への適応など、

社会的なストレスにも晒される時期でも有ります。

 
木の芽時のこの時期、自律神経の乱れや、

また女性の場合などは特に、

ホルモンのバランスも崩れやすくなっています。

 
次回から、具体的な症状やその対処法(特に漢方の考え方)

について書いて行きたいと思います。

コメントは受け付けていません。