同じ病名でも…。

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昨日の続きです。

 

王先生が、経験された

西洋医学と東洋医学の大きな二つの違いとは?

 

その一つは、症病と投薬の関係です。
どういう事かと具体的に説明すると、

西洋医学では、

患者さんの症状や特に病名によってある程度、
処方されるお薬が決まってきます。
胃腸には、これ。
肝臓病には、このお薬。
と言った具合です。

 

でも、漢方薬の場合はそうでは
有りません。

症病名では無く、

患者さんの状態、体質によってお薬を決めていくのです。
病気と言うものが存在しているのでは無く、

 

あるのは一人一人の不調和と言う状態だけ…。
と言う考え方です。

 

ですから、一人一人の
脈や、舌の状態や、お腹の硬さ等々を総合的に判断して

(症を立てると言います。)、

投薬を決定します。

 

つまり、同じ病名でも患者さんによってお薬の内容に違いがあるという事です。

 

この考え方は

当時の西洋医学の研究者や、ドクター達には、

到底受け入れられませんでした。

科学的では無い、という理由で。

 

今では、もうそんな事は無くて
漢方薬を処方されるお医者さんも沢山いらっしゃいます。

 

そんな現在でも、中々理解され難い考え方、と言うか

一つの思想があります。

 

その、あとの一つとは、
また次回に…。

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