外因(自然界の気候変化)

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立春が過ぎて一週間。
今週に入って、月曜、火曜と小雪まじりの冷たい一日だったのが、

昨日、今日と暖かくなったかと思っていたら、

今晩から雨模様で

週末はまた寒波が押し寄せてくるという予報が…。

 
めまぐるしく変化する気候に、

なかなか身体の方がついて来れない状態です。

 
東洋医学では、病気の原因のひとつに

この「気候の変化=外因」をあげています。

 
自然界の6種類の気候変化である六気が異常をきたすと

六邪(六淫)となり、病気の原因となるとされ、

「外感病邪」とも言われます。

 
六気は、「風」・「寒」・「暑」・「湿」・「燥」・「火」として現れます。

 
「風」は、気温の変化によって起こる空気対流から派生する風。

 
「寒」は、寒さ。

 
「暑」は、暑さ。

 
「湿」は、湿気。

 
「燥」は、乾燥。

 
「火」は、熱の強い状態で季節性はありません。

 
六気の季節変化は人間にとってもまた、

万物を育む上でも欠かせないものですが、

その六気に過不足が生じたり、

時期に反して出現した場合、

身体に悪影響を与える六邪(六淫)へと転化します。

 
六邪は口、鼻、皮膚から体内に侵入します。

 
この時、正気が強く、

外邪を排除(邪気払い)することが出来れば、

病気には為らないのですが、

外邪の方が正気に勝ると発病してしまいます。

 
次回は、この時期に多い「寒邪」と「風邪」について…です。

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